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立水栓の位置で後悔!失敗したパターンとリフォームによる対応策を解説

いざ新居に住んでみたら、立水栓の位置に後悔している方、いらっしゃいませんか?

ハウスメーカーや工務店にお任せで、深く考えていなかった・・・。

日々の草花への水やりも、立水栓が使いづらいとストレスが溜まってしまいます。

この記事では、新築時に立水栓の位置に失敗した実例とリフォームによる対応策を解説します。

毎日の植木やお花の水やりなどの小さいストレスから解放される方法が分かります。

 

立水栓の失敗パターン

・狭い駐車場の奥にあって使いづらい

・真夏の植栽への水やりが面倒くさい

・カーポートに車が停めにくい

立水栓リフォームのポイント

・どこから配管を引くか?

・どうやって排水するか?

 

立水栓の位置を気にせず、快適なガーデニングライフを送りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

立水栓の位置の決め方

家の配置図をよく見ると、立水栓と散水栓が配置されています。

玄関やカーポート近くに散水栓、お庭まわりに立水栓が配置されているパターンが多いです。

どこに設置するかを間違えなければ、後になって後悔することもないでしょう。

 

水を使う用途で決める

水を使う用途が決まれば、おのずと位置は決まります。どんなシーンで立水栓が活躍するのか?を考えてみてください。

 

立水栓を使うシーン立水栓の場所
車の洗車をするカーポート
バーベキューをするウッドデッキ
プール遊びをするタイルテラス
草木に水やりをするアプローチ
手やペットの足を洗う玄関前

 

頻繁に水を使う場所ほど、近くに立水栓があるとストレスが少ないです。

 

ガーデンパンの有無

ガーデンパンとは、排水口のある立水栓の水受けのことです。蛇口の下にあることで、水や泥が飛び散らないようにする役割があります。

洗い物をするのに便利ですが、注意点はスペースを取ること。ガーデンパンのサイズが合わないと、邪魔になってしまうことも。

既製品で良さそうなものがなければ、おしゃれでコンパクトな水受けを外構工事で作ることもできます。

 

立水栓の位置で失敗したパターン

なぜ立水栓の位置に後悔しているのか?ありがちなのは、新築計画のときには立水栓そのものに興味がなかったから。

建物側の仕様確定が大変で、外構までじっくり検討する余力がないこともあります。

 

狭い駐車場の奥にあって使いづらい

隅っこにとりあえず設置したら、使いづらいという失敗談です。

車止めの手前に駐車しないと立水栓が使えないため、車止めが機能していません。しかも、ガーデンパンがないので、毎回カーポートのコンクリートが汚れてしまうのも問題です。

 

真夏の植栽への水やりが面倒くさい

家の端と端に外水栓を付けておけば不便はないはずと思い込んでいた、という失敗談です。

裏側からホースを伸ばして水やりをするものの、庭にホースが転がりっぱなしで気になってしまうというもの。さらに、真夏に水栓の開け閉めの度に、家の裏まで行ったり来たりするのが面倒と感じてしまいます。

 

カーポートに車が停めにくい

カーポートと玄関の動線を考慮せずに設置したらホース収納が邪魔、という失敗談です。

立水栓の奥に駐車するつもりだったが、実際には玄関近くに駐車する習慣がついてしまい、立水栓の横に車を停めています。スリムな収納ケースに変えたいが、ホースの距離を短くすることはできないので、バック駐車の度にプチストレスを感じてしまいます。

 

立水栓リフォームの対応策

立水栓が残念なことになってしまっても、リフォームで概ね解決できます。水道の配管工事が絡むので、まずはプロに現地を見てもらいましょう。現場の条件が良ければ、思ったより配管増設の工事費用がかからないケースもあります。

 

立水栓リフォームのポイント

どこから配管を引くか?

すでにある散水栓や立水栓の給水管から、配管を延長することになります。配管の延長が、しやすいか?によって費用が変わります。配管が複雑になるほど、金額が高くなります。既存の外水栓が2つある場合は、配管がしやすい方を選んでください。

 

どうやって排水するか?

立水栓の用途が植木の水やりだけなら、ガーデンパンは不要です。場所も取りますし、排水管工事の費用も掛かるからです。手を洗ったり、洗い物をしたりする場合は、排水口があった方がいいです。水はけが悪いと、ジメジメした状況を生み出してしまいます。

 

立水栓リフォームの流れ

次に、立水栓の位置を変えるリフォームの流れです。商品の仕入れや着工がスムーズに進めば、全体で1ヶ月もかかりません。なお、業者により支払いのタイミングが異なります。

 

①立水栓の用途と排水の有無を決める

②外構業者に現地調査を依頼する

③立水栓の仕様を決める

④工期と見積を確認する

⑤契約と着工

⑥完工と支払い

 

立水栓の選び方

どうせリフォームをするなら、おしゃれで使いやすい立水栓にしたいですよね。立水栓は商品が充実していて、デザインも豊富です。

立水栓で選ぶのは「ポール」「蛇口」「ガーデンパン」の3つ。カタログやインターネットから、お気に入りのデザインを見つけましょう。

 

ポール

水栓柱であるポールには、ステンレス、アルミ、プラスチック、木目調、枕木風、陶器、タイル張りなど、さまざまな素材があります。

太さや色合いによって存在感が変わるので、スッキリと見せたい場合は細いポールにするか、お庭の植栽に馴染む素材や色が良いでしょう。また、ペットの足洗いに便利なシャワー付き水栓柱もあります。

 

蛇口

アクセサリーの要素が強く、豊富なデザインから選べる蛇口。個性的でおしゃれな蛇口にするだけで、お庭の雰囲気がステキになります。

水やりでホースをつなぎっぱなしにする場合は、ホース専用の補助蛇口がある2口仕様が便利です。なお、寒冷地では凍結防止の機能がついた仕様を選びましょう。

 

ガーデンパン

ガーデンパンは、素材・色・形・深さ・大きさがポイント。

ボウル型の水鉢、地中に埋め込まれたスプリット、モザイクタイル張り、ステンレスシンク、コンクリートなど、形と素材を決めるとスムーズです。水はねを避けたければ、深さのある形状がおすすめ。使い勝手が良く、ポールと蛇口のデザインにあったガーデンパンを選びましょう。

 

まとめ

この記事では、立水栓の位置で後悔した実例とリフォームによる対応策を解説しました。

立水栓の位置に失敗したとしても、リフォームで変えることはできます。

 

立水栓の失敗パターン

・狭い駐車場の奥にあって使いづらい

・真夏の植栽への水やりが面倒くさい

・カーポートに車が停めにくい

立水栓リフォームのポイント

・どこから配管を引くか?

・どうやって排水するか?

 

水まわりが使いづらいと、毎日のことなのでストレスも溜まってしまいます。

新築時にはじっくり検討できなかった立水栓の位置。せっかくリフォームをするなら、おしゃれにして魅力的なお庭に変身させましょう。バリエーション豊かな立水栓のカタログを眺めるだけでも、ワクワクするのではないでしょうか。

ちなみに、立水栓はネットショッピングで購入することもできますが、商品によっては外構業者の方が安く仕入れることができる場合もあります。お目当ての立水栓がある場合は、あらかじめ見積もりに入れてもらうよう依頼してください。

もし既製品で思ったようなデザインがなければ、オーダーメイドでオリジナルの外水栓を作るという選択肢もあります。

使いづらい立水栓をリニューアルして、ストレスのないガーデンライフを送るきっかけになれば幸いです。

 

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