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【タイルデッキで後悔しないために!】施工前に知っておきたい9つのポイント

 

タイルデッキ、素敵ですよね。自宅から一歩出るだけで、開放感溢れるプライベート空間が広がって、一日の疲れを癒してくれます。

そのデザイン性の高さから、タイルデッキは現代のガーデンデザインのトレンドと言っても過言ではありません。

 

しかし、全ての方がタイルデッキに完全に満足しているわけではなく、「タイルデッキ 後悔」という言葉も、時折インターネット上で見かけます。

これは、「タイルが予想外に割れてしまった、色が思っていたよりもマッチしなかった、メンテナンスが思っていた以上に大変だった」など、様々な理由によるものです。

 

そのため、この記事では後悔しないタイルデッキの選び方として、施工前に押さえておきたい9つのポイントを紹介します。

あなたが思い描く理想のタイルデッキを実現させる手助けになれば幸いです。

 

タイルデッキを設置して後悔した5つのこと

タイルデッキは、庭の美しさを引き立てる効果的な要素です。

その魅力により設置を検討する人は多いのですが、一方で「おしゃれで清潔感があって、メンテナンスも楽だと思っていたけど、実際は不便だった…」といった後悔の声も少なくありません。

具体的にどんな後悔をしているのか、ここではタイルデッキ設置後によくある5つの後悔を紹介します。

 

タイルの色やデザインがイメージと違う

タイルデッキの色やデザインがイメージと違う、これは後悔の声としてよく挙がります。タイルデッキの色やデザインは、家の外観に大きな影響を与えます。

例えば、色が明るすぎたり、デザインが派手すぎると、全体のバランスを乱すことになります。

また、周囲の環境とタイルデッキが合わない場合、統一感が損なわれ、見た目も悪くなります。施工前には、実際のタイルデッキの見本を見て、可能であれば自宅で確認することが推奨されます。

 

メンテナンスが大変

メンテナンスが予想以上に大変だった、これもタイルデッキ設置後によくある後悔の一つです。タイルデッキは見た目が美しく、清潔感もある一方で、汚れやすいのが特徴です。特に、白や淡い色のタイルは汚れが目立ちやすく、定期的なクリーニングが必要です。

タイルデッキは、ウッドデッキに比べてメンテナンスが簡単だと言われていますが、それでも定期的なメンテナンスは必須です。

タイルデッキのメンテナンスには、以下のような作業が含まれます。

  • 汚れを落とす
  • ワックスを塗る

  • 目地の掃除

  • ひび割れの補修

以上のように、タイルデッキのメンテナンスは、思った以上に手間がかかります。そのため、自分でメンテナンスに対応できるかを考えておくと、設置後の後悔を避けられます。

 

デッキが滑りやすい

デッキが滑りやすいという後悔の声もよく耳にします。

雨の日や霜が降りた日などは、タイルデッキが滑りやすく、子供から高齢者まで全ての世代にとって危険性が増します。これは、タイルの表面が滑らかであるためで、表面に水がたまると、その滑りやすさは一層増します。

特に、雪国や霜降りが多い地域では、滑って転倒することで、怪我をする可能性もあります。

このリスクを踏まえて、タイルデッキの設置を検討する必要があります。対策としては、滑り止め加工が施されたタイルを選んだり、滑り止めシートを使用する、防滑塗料を塗ることが有効です。

 

設置コストがかかる

タイルデッキの設置費用は、選択するタイルの種類やサイズ、設置場所により大きく変わります。ウッドデッキと比較すると、タイルデッキの設置費用は一般的に高額になります。

タイルデッキの素材費だけでなく、下地作りや施工費も費用に含まれますので、全体のコストは予想以上に高くなることもあります。

見た目の美しさに惹かれる一方で、そのコストが思っていた以上に高いということも忘れてはいけません。

特に、新築の家を建てる場合などは、予想外の出費で、他の家具や植物、庭全体の装飾のための予算が削られてしまうこともあります。

全体のバランスを保つために、事前に資材費だけでなく、施工費やメンテナンス費用も考慮に入れて、適切に予算管理を行うことが大切です。

 

夏場はタイルが熱い

夏場はタイルが熱すぎるという問題も、タイルデッキ設置後によくある後悔の一つです。

タイルは、磁器や陶器、石材など、熱を吸収しやすい素材で作られています。これらの素材は暑い夏の日差しを吸収し、予想以上に熱を帯びることがあります。

特に、暗い色のタイルは熱を吸収しやすく、触れると火傷するほどの高温になることもあります。また、熱を帯びたタイルから放出される熱が、周囲の気温を上昇させることもあります。

タイルデッキを選ぶ際には、これらの夏の暑さに対する対策も考慮に入れることが重要です。適切な素材や色の選択はもちろん、熱を遮断する装置(例えば、パラソルなど)を配置するなどの対策を計画に含めましょう。

 

タイルデッキで後悔しないための9つのポイント

 

タイルデッキで後悔しないためには、どうすればいいのでしょうか?

ここでは、施工前に知っておくべき9つのポイントを紹介します。

これらのポイントを確認することで、理想とする快適なデッキ空間を作り出すことができます。

 

デッキの広さと高さ

最初のポイントは、デッキの広さと高さです。広さは、あなたがデッキで何をしたいのか、どのくらいの人数で使うのかによって変わります。

例えば、家族や友人とバーベキューをするのであれば広めに、パートナーや一人でのんびりと過ごすのであれば、コンパクトなサイズが適しているかもしれません。具体的な利用シーンを想像しながら、広さを決めます。

 

デッキの高さは、安全性と使いやすさを考慮して決める必要があります。例えば、小さな子供や高齢者がいる家庭では、低めのデッキがより安全です。

また、階段やスロープの設置を考えている場合、デッキの高さは、階段やスロープの高さに揃えるように調整します。

これらの広さと高さのバランスをイメージすることで、最適なタイルデッキを実現することができます。

 

タイルの色とデザイン

次に重要となるポイントは、タイルの色とデザインの選択です。タイルデッキを初めて設置する方々の中には、その視覚的な魅力に引き寄せられる人が多いです。

しかし、見た目の美しさだけで選んでしまうと、後悔することがあります。色とデザインは、デッキの全体的な雰囲気に大きな影響を与え、また庭や家の外観との調和も重要となります。

 

色の選択については、タイルの色が周囲の風景や家の色調と調和することで、一体感のある美しい空間を実現できます。

例えば、白い家にはグレー、またはブルーのタイル、木目調の家にはベージュやブラウンのタイルがマッチします。

 

デザインについては、シンプルな一色から、模様入り、異なる色や形状を組み合わせたパターンまで、選択肢は豊富です。

ただし、派手なデザインは魅力的に見えますが、長期間使用すると飽きてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

 

タイルの種類と特徴

タイルには様々な種類があり、それぞれには異なる特性、利点、欠点があります。

以下に、主に使用されるタイルの種類とそれぞれの特性を紹介します。

 

陶器タイル

このタイルは、粘土を主成分とし、1,000度から1,200度の比較的低い温度で焼成されます。

発色が鮮やかで、デザインの選択肢も多いですが、吸水性が高く、水に濡れると膨張して割れることがあります。

他のタイルと比較すると耐久性や耐摩耗性はやや劣ります。

 

磁器タイル

これは粘土、長石、石英を主成分とし、1,300度から1,400度の高温で焼成されます。

密度が高く耐水性、耐摩耗性、耐久性が優れており、さまざまな色や模様があります。

自然石のような見た目を持つものもあります。一般的には、陶器タイルよりも高価です。

 

石タイル

天然石を用いたもので、高級感があり、耐久性に優れています。ただし、重さとコストが高いのが難点です。

 

ガラスタイル

光を反射し、鮮やかで明るい印象を与えます。耐水性に優れ、清掃も容易ですが、割れやすい点がデメリットです。

 

ラバータイル

ゴムや樹脂で作られたタイルです。クッション性があり、滑りにくいので安全性が高いのが特徴です。

また、水に濡れても汚れがつきにくく、お手入れが簡単です。色のバリエーションも豊富で、設置も容易ですが、見た目にあまり高級感がないことが欠点です。

 

樹脂タイル

合成樹脂でできたタイルです。耐水性に優れ、滑りにくく、軽量で設置が容易な特徴があります。

また、ラバータイル同様に衝撃吸収性があります。ただし、耐久性が比較的低いのが欠点です。

 

以上、6種類のタイルを紹介しました。タイル選びは、タイルデッキを長く快適に使うために重要なポイントです。

タイルデッキを設置する際には、タイルの種類と特徴をよく理解して、慎重に選ぶようにしましょう。

 

デッキの設置場所

デッキを設置する場所の選択は、日当たり、使用目的、プライバシーなど、さまざまな要素を考慮して決める必要があります。

 

日当たり

強い日差しの当たる場所にデッキを設置すると、タイルデッキが過度に暑くなり、裸足で歩くことが困難なことがあります。

また、家具が変色する恐れもあります。このような場合は、遮光機能を持つパラソルや日よけを併用するなどの工夫が必要になります。

逆に、日陰が多い場所にデッキを設置すると、タイルが冷えすぎて冬季には寒さを感じることもあります。

さらに、雨水や湿気が乾きにくい環境では、タイルが藻やカビの発生により滑りやすくなる可能性があります。

 

使い方

デッキ設置場所の選択は、あなたのライフスタイルに大いに依存します。

例えば、頻繁に家族や友人を招いてバーベキューパーティーを開くなら、広々としたスペースとキッチンに近い位置が理想的です。

一方、リラックスしたり、読書を楽しむための静寂な空間を求めるのであれば、庭の奥や自然に囲まれた場所が適しているでしょう。

 

プライバシー

デッキは、プライバシーが保たれる場所に設置したいものです。

よく人の目に触れる場所だと、パーティーやリラックスの楽しい時間が台無しになる恐れがあります。

隣家や道路から見えないように、フェンスや植木などで視線を遮ることを検討しましょう。

 

適切な下地作り

タイルのデッキを長持ちさせるためには、適切な下地作りが重要です。下地作りが不十分だと、タイルが浮いたり、割れたり、ひび割れたりすることがあります。これは、家庭でDIYする場合にも、プロに設置を依頼する場合でも同様です。

 

まず最初に、デッキを設置する場所の地面が平坦であることが求められます。凸凹のある地面では、タイルの設置が難しくなり、安定せずに割れる恐れがあります。さらに、雨水が滞らないように、地面が適度に傾斜していることも重要です。水はけが悪いと、タイルの下に湿気がこもり、タイルが剥がれるか、菌が繁殖する恐れがあります。

 

次に、下地の素材選びも重要なポイントです。コンクリート、砂利、砂など、それぞれの素材にはメリットとデメリットが存在します。例えば、コンクリートは非常に頑丈で耐久性がありますが、水はけが悪い傾向にあります。一方、砂利や砂は水はけが良いですが、定期的な整地が必要になります。

 

また、下地に防草シートを敷くことで、雑草の生育を抑え、タイルの安定性を向上させることができます。

適切な下地作りをすることで、タイルデッキの寿命を延ばすことが可能です。

 

安全性の確保

タイルデッキを使用する際に、最も重要な要素の一つが、使用者の安全性を確保することです。見た目だけでなく、安全性にも配慮したデザインを選びましょう。

最初のポイントは、滑り止めのタイルを選択することです。デッキは屋外で使用するため、雨などにより湿って滑りやすくなることがあります。

特に、子供や高齢者がいる家庭では、滑りやすいタイルは危険を伴います。滑りにくいタイルを選ぶことで、雨天時や冬場でも安心してデッキを使用できます。

 

次に、デッキの角や縁部分の安全対策が重要です。角部分は怪我の原因となる可能性があるので、角部分専用のタイルを使用するか、ソフトな素材のエッジカバーを使用するといった工夫が求められます。

また、デッキの高さに注意が必要です。地面から一定の高さがある場合、転落防止のために手すりを設置することを検討してみてください。

 

最後に、タイルデッキのメンテナンスも安全性に直結します。定期的な掃除と点検を行い、タイルの剥がれやひび割れなどがないかを確認することで、事故を未然に防ぐことができます。

 

メンテナンスの方法

タイルデッキを長く美しく保つためには、適切なメンテナンスが欠かせません。しかし、その手間を知らずに設置を進めてしまうと、後々、手間がかかりすぎて後悔することもあります。そこで、メンテナンスの方法とその頻度を事前に知っておきましょう。

 

屋外で使用されるタイルデッキは、雨や風、紫外線、落ち葉や鳥のフンなどから汚れることが多いです。そこで、ブラシやモップを使用して定期的に掃除を行う必要があります。また、タイルの間に砂や小石が入り込むと、タイルが浮いたり壊れたりする原因になるため、特に注意が必要です。

 

次に、タイルの劣化を防ぐための防水処理や塗装のメンテナンスも重要です。特に、陶器タイルや磁器タイルは、高い防水性を持っていますが、時間と共に劣化するため、定期的な防水処理が必要な場合があります。

また、色褪せを防ぐ塗装も時折必要となるかもしれません。これらのメンテナンスは専門的な知識が必要なため、プロに依頼することを推奨します。

 

最後に、タイルのひび割れや浮きを確認するための点検が必要です。点検を怠り放置すると、使用者の安全を危険にさらすだけでなく、タイルデッキ全体の寿命を縮める原因にもなります。

 

タイルデッキの費用相場

タイルデッキを設置する際に、もう一つ忘れてはならないポイントが、費用です。後悔を避けるためにも、設置費用やメンテナンス費用など、全体的な費用を把握しておきます。

 

タイルデッキの設置費用は、使用するタイルの種類やデザイン、設置面積、作業の難易度などにより異なります。例えば、高品質の磁器タイルを使用し、広範囲に設置する場合、費用は高くなります。

また、土地の勾配調整や地面の補強など、下地作りに手間がかかる場合も費用は増えます。

 

おおよその相場としては、タイルの購入費用が1平方メートルあたり数千円から数万円、施工費が1平方メートルあたり数千円から1万円程度となることが多いです。

ただし、これは一例で、具体的な費用は業者に見積もりを取って確認することをおすすめします。

 

また、設置後のメンテナンス費用も考慮する必要があります。清掃用具の購入や防水・防腐処理の費用、専門業者によるメンテナンスの費用などが必要になります。

タイルデッキは、初期費用だけでなく、長期的なメンテナンス費用がかかることも忘れてはいけません。

 

施工業者の選択

タイルデッキの設置には、専門的な技術と知識が求められます。このため、信頼できる施工業者に依頼することを強く推奨します。

ただし、後悔しないためには、施工業者の選び方が重要なステップとなります。

 

まず、選びたい施工業者が、過去にどのようなデッキを設置したか、施工事例を確認することが大切です。

施工事例を見ることで、業者の技術力やセンスを判断できます。また、施工事例に写真と詳細な説明がある場合、それは業者が自身の仕事に自信を持っている証拠とも言えます。

 

次に、口コミや評価も参考にしましょう。インターネット上には、多くの施工業者についての評価や口コミが掲載されています。

これらの情報から、業者の対応や施工の品質、アフターサービスの質などを把握することができます。

 

そして、業者に直接問い合わせて、見積もりを取ることも重要です。見積もりを取ることで、設置費用の詳細や業者の対応を確認することができます。

ただし、価格だけで業者を選ぶのはお勧めしません。施工の品質やサービスの質なども考慮し、総合的に判断することが必要です。

 

適切な施工業者を選ぶことで、美しいタイルデッキが完成し、長期間にわたって快適に使用することができます。

 

まとめ

この記事では、タイルデッキの設置を検討している方に、タイルデッキで後悔しないための9つのポイントを紹介しました。

 

タイルデッキは美しさ、耐久性、メンテナンス性に優れていますが、初期コストや専門技術の必要性、滑りやすさといったデメリットも考慮するべきです。

あなたのライフスタイルやニーズに合ったデッキを選び、信頼できる施工業者に依頼しましょう。

 

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